4月4日に誰でも簡単に残業代が計算できるエクセルシート「給料ふえる君V100」を再アップしました。

改良点は週40時間を超える残業時間を計算できるようにしたものですが、幾つかの点で見落としがあり、正確に計算出来ないことに気づきました。

お手数ですが、40時間を超える残業時間を計算される方は、再度ダウンロードしていただくようお願い致します。

今回、改善したのは下記の部分で、画像で説明します。

区分欄に5と打てば、40時間超の残業できるようにしたのですが、それは所定労働j時間が8時間に設定されている場合においてでした。
kf100-001その範囲であれば、数値はちゃんと計算されていますので大丈夫だと思っていました。

しかし、この「給料ふえる君Ver100」は、パートタイマーにも対応できるバージョンですので、それだけでは不十分でした。

所定労働時間を7時間に設定した場合には、計算されないのです。

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また、40時間超で残業時間を計算することになると、所定労働時間、法定内残業時間は、月の合計から差し引かないと重複して計算されることになります。

これでは、時給で賃金が支払われる労働者の場合、賃金が多く計算されることになります。

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今回、改めてアップしたものは、下記のようになります。

区分欄には5ではなくて、40を打ち込むようにしました。
40を打ち込むと隣のセルに「時間超」と表示されるになり、40との関連性をもたせました。

所定内労働時間と法定内残業時間欄のセルの色が青色に変わるように設定しました。
この青色セル内の数値は、40時間を超える時間を計算するうえで必要な数値なので、数値自体は表示されますが、月の労働時間の集計からは除外されることになります。
そのため、モノクロでプリントアウトした際に、他のセルと区別しやすいようにするためです。

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日に7時間を所定労働時間として設定した場合が、下記の画像です。
週残業欄に、所定労働時間が8時間と設定した場合と同じ数値が表示されているのが確認できます。

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最後に確認するのは、月の合計時間です。
画像は、所定労働を7時間に設定した場合の集計結果ですが、それぞれ青色セルの数値を差し引いた時間が表示されています。

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以上が今回改良(と自分では思っている)した点です。

それでも、どこかにミスがあるような気がしてなりません。
いずれ「Ver125」にも付け加えようと思っている機能ですので、もし不具合があったりした場合には、ご遠慮なくご指摘いただければ幸いです。