最近立て続けに歩合給がからむ残業代の請求相談が寄せられました。

大方は賃金計算期間内で計算できるものですから、それほど難しいものではありません。

誰でも簡単に残業代が計算できるエクセルシートV125 に時給によって計算する残業代に加えて、歩合給の金額を挿入すれば歩合給による残業代計算を行う欄を作成して計算することにしました。

必要に応じて機能をくっつけるものですから、つぎはぎの感がしないでもありませんが・・・

ところが、一の賃金計算期間におさまらない相談が寄せられました。

営業の仕事をしていた方のケースは次のようなものです。

お客さんと家屋のリフォームで商談を開始し、リフォーム工事が完了するのは概ね商談開始から6か月ほどかかる。

歩合給の額は、工事契約金に対するパーセンテージで決められ、賃金が支払われるのはこれまた工事完了から半年くらい後とのこと。

あまりにも支払日が遅すぎるのですが、逆に言えば時効にひっかかるのがそれだけ遅れますから、何が幸いするかわからないものです。

歩合給に対する残業代の計算は、通常、歩合賃金÷総労働時間(残業時間も含む)で、1時間あたりの歩合賃金を計算し、それに2割5部の割増率と残業時間を掛けて算出します。

それが8か月のスパンとなると総労働時間も残業時間も8か月分を集計しないとなりません。

エクセルシートの印刷されない欄外に式をつくって、コピペでしのぐことにしたが、神経が疲れる作業となった。

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