苦しいときには原因は何かと考え、

たたかうときには敵は誰かと考えよう!

統一!そこに勝利がある!

三井三池闘争での言葉が頭に浮かびます。

労働相談の電話やメールで、次のような内容が時々寄せられます。

「長時間労働で大変、指導してくれませんか?」

「残業代が払われない、調査してくれませんか?」

労働組合に企業に対する指導や調査などを行う権限があれば、すぐにでもやりたいのですが、残念ながらそのような権限はありません。

そこで、憲法28条の労働三権が労働者の宝物であることを説明し、労働組合に加入し団体交渉を行って働きやすい職場を作ることを訴えるのですが、最後まで話しを聞いてくれれば御の字で、指導も調査もその権限がないと聞くや「じゃあ、もう良いです」と電話を切られてしまうことも度々です。

そして、本当は自分のことなのに、友人や配偶者の職場のことにしたりします。

自分は安全圏にいて、誰かがやってくれるだろうと考えても、そうそううまくはいきません。

自分のことは自分でがんばる!

一人でがんばるより仲間をつくってみんなでがんばる!!

それには、ほんの少しの勇気は必要ですが、何も清水の舞台から飛び降りるような悲壮な覚悟はしなくても良いのです。

だけど、それが可能になるかどうかは、職場の仲間との普段の付き合いが結構ポイントとなる場合が多いのです。

周りの仲間に気をかけあって、それなりの関係が保たれていれば、相談しながら進めることもできますが、自分のことしか考えず、人のことはどうでもいいという風潮が強い職場では、なかなか信頼できる仲間を見つけるのも難しいことがあります。

そうなると結局は我慢して働くか、辞めざるを得なくなるかの選択肢しかなくなります。

我慢して働く選択はしない。

辞める選択もしない。

働きやすい職場をつくるために、仲間をつくり、仲間と一緒に、労働組合でがんばる選択肢を加えましょう。

労働組合づくりの相談は、通話料無料の全労連フリーダイヤル 0120ー378-060にお気軽にご連絡ください。