労働組合は、職場の仲間の絆を強め、労働組合活動のなかで団結と連帯が培われます。
このことは、労働組合活動の範囲にとどまらず、企業の生産活動にも自然と協力し合うことを促進します。
労働組合をつくれば、あるいは労働組合をつくる過程のなかで、仲間同士の話し合いなされます。
要求をつくる際に、時には、お互いの給料袋を見せ合ったり、家計の状況を話題にしたりすることもあります。
会議の後などに一杯飲む機会が増えるかも知れません。(くれぐれも飲酒運転にはご注意を)
こうした機会をとおして、今まで以上にお互いのことについて知り、理解しあうことができるようになります。
ある労働組合の役員は「今まで給料をもらっても、今月はいくらかトイレの中で給料袋(給料振込みでは、明細しか入っていないが)を開けていた。今はみんなの前で堂々と給料袋を開けることができる」と語っていました。
労働組合は、労働組合内の民主主義を、大事にしなければなりません。
労働組合内での民主主義とは、みんなで話し合うことを徹底することです。
みんなで話し合い、みんなで決めて、みんなで行動
このような運営を貫くことにより、仲間の絆も深まり、団結と連帯が強くなっていきます。
委員長や一握りの組合幹部が物事を決めて、組合員はこれらの幹部のいうままに、「右向け右」では、ワンマン社長の会社経営と変わりありません。
もっと詳しく学習したい方は、労働組合づくりの基礎知識が参考になります