20131214.jpg反貧困沖縄ネット(反貧困・反失業沖縄県ネットワーク)は、12月14日の土曜日、那覇市の与儀公園で、自立支援テント村を開催しました。

テント村には12時の開村直後から多くの相談者が訪れ、生活保護や借金問題など専門家のアドバイスを受けていました。

最終的には56名の方から65件の相談が寄せられました。

相談内容で最も多かったのは、生活保護に関連する相談で24件、健康相談・健康チェックが22件となっています。

このうち、「失業して住居をなくして野宿している」、「病気になって働けなくなり、蓄えも底をついて生活できない」など、緊急な対応が必要と判断された方が12名(那覇市11名、A市1名)いました。

また、「片方の目が見えなくなっているが医療費に困っている」と相談された方には、医療生協が行っている無料・低額診療を受診することを勧めました。

相談者とともに16日には那覇市に赴き生活保護申請に向けての手続きを開始しました。

野宿者(ホームレス)の生活保護申請については、那覇市の場合は公園等からでも申請を受け付けていますが、A市は住居がないことを理由として頑として受付を拒否しています。

ホームレスについては「居住地がないことや可動能力があることのみをもって保護の要件に欠けるものではない」(厚生労働省)とされており、A市の対応は不当と言わざるを得ません。