働き方改革学習会「働き方改革」についての学習会が、いの健センターの主催で、5月28日、沖縄大学共創館で開催され、21人が参加しました。

「学習会」では島袋隆志沖縄大学准教授が講師を務めました。

島袋准教授は、長時間労働は以前から存在し、過労死・過労自死が相次いできたと指摘した上で、高橋まつりさんの自死が社会に反響を及ぼすなかで、安倍政権は「働き方改革」を打ち出さざるを得なくなったが、安倍「働き方改革」が、長時間労働対策を命題としていたのかと問題を提起しました。

島袋准教授は、安倍「働き方改革」のキーワードは“柔軟性”であり、1985年にイギリスで提唱されたFlexibility、1995年の日経連「新時代の『日本的経営』」に繋がるとし、労働時間の上限規制や高度プロフェッショナル制度の導入について解説しました。

また、法律の柱となっている同一労働・同一賃金の原則、年5日の年休取得の義務化、事業主の労働時間把握義務等々についても資料に基づいて言及しました。