100512kyuburo.jpg6月12日と13日の両日、長崎市内で全労連九州ブロック主催の組織拡大交流集会が開催され、沖縄県労連からは、うまんちゅユニオンと青年ユニオンの仲間、県労連事務局長の5人が参加しました。

初日の全体会で、青年ユニオンの森岡さんが、沖縄の基地問題について特別報告を行い、東村高江のヘリパッド建設に反対するたたかいや、普天間基地の辺野古移設に関するたたかいの現状を報告し、署名などの協力を訴えました。

集会の趣旨は、労働組合の仲間をどう増やすかという点にありますが、九ブロ運営委員会では、全国的に重要な課題となっている沖縄の基地問題を重視し、特別報告を行っていただきました。

学習講座では、法政大学大原社会問題研究所の五十嵐仁教授が、「激動の時代と労働組合の役割」と題して講演がありました。

五十嵐教授は、貧困の増大と格差の拡大などの生活破壊、普通に働いても生活できない労働の劣化、地方と地域の荒廃がすすみ、生活基盤が崩れていること、これらの事態が自民党政治の新自由主義的構造改革によって持たされたものであることを指摘し、復興のための三つに課題を挙げています。

復興のための三つの課題として、アメリカ依存からの脱却、財界支配の打破、官僚の制御が必要となっているとして、労働組合はこうした課題に対応することが求められると強調しました。