羽地苑の運営正常化を求める会と全日本建設交運一般労働組合は、6月16日、沖縄県庁を訪れ、「利用者の安心・安全と健康や職員の権利を守るために、社会福祉法人『翠泉会』在宅複合型施設羽地苑の運営正常化を求める要請」を行いました。
羽地苑の利用者に対する虐待問題に対し、これまで羽地苑側は「虐待につながるおそれのある行為があった」とは言うものの、虐待はなかったという姿勢です。
また、虐待をなくそうと改善に声を上げる職員に対しても職員会議でつるしあげを行うなどしており、虐待の根絶は期待できない、として、県としても高齢者虐待防止法に基づいて特別監査を行うよう要請したものです。
対応した県の奥村啓子福祉保健部長は、「県としても聞き取り調査を行ってきたが、それぞれの言い分が食い違っている。4者(県、名護市、羽地苑、労働組合)での話し合いを行う必要があると考えている」と答えました。
要請の模様については、6月16日付沖縄タイムス27面に、「羽地苑虐待問題特別監査を要請」の見出しで掲載されています。