安倍首相が仏ノートルダム大聖堂の火事に際しては、即座にマクロン大統領にお見舞いのメッセージを送った事と比べ、首里城消失には「首里城復元に全力」の言葉はあっても県民を思いやる言葉は、今のところない。

「沖縄に寄り添う」との言葉は何だったのかと厳しい批判がSNSで起きている。

筆者は、事態が大きければ大きいほど、とりわけ人命にかかわることであれば、SNSなどですぐに発信する気分にはなれないが、首相ともなれば災害等に対してはいち早く発信し、国民を励まし、ともに歩む決意を示すことが大切だ。

首相は権力者に違いないが“最高権力者”ではない。

最高の権力を持っているのは私たち主権者だ。

選挙で首相を権力の座から引きずり下ろすことも可能だから。

そのためには運動とそれを支える学習が必要で“天高く「学習の友」に親しむ秋”になればと願っている(信)


この投稿は、沖縄県労連機関紙2019年11月号掲載のコラムです。