ツイッターは、コミュニケーションのツールですから、特定の人と対話することもできますし、直接メッセージを送信することもできますが、情報の発信と情報の収集という二つの側面で、大いに役立てることができると思います。

情報の発信という点では、メールでの投稿も可能なので、いつでも、どこでも、携帯の電波が届くところであれば、発信できることは、大きな利点としてあげられます。

集会や講演会の模様を、写真を添付して実況中継も可能です。

また、ツイートを携帯電話で受け取ることも可能ですので、労働組合と組合員が相互にフォローしあえば、かなりの威力を発揮すると思います。

情報の収集という点では、フォローしている人のツイートから、マスコミで報道されない各地の情報を得ることもできますし、マスコミ機関をフォローすれば、主要な記事を読むことが可能です。

 

このページでは、これまでツイッターを使用してきた私自身の感想を含めて、労働組合活動に生かしていくうえでの注意すべき点を記載してみます。

ネットの社会ではツイッターを含め、匿名性という問題があります。

匿名性という気安さから、意図的にデマ情報を流したり、他人を攻撃したりということが問題とされています。

労働組合がこれらのツールを活用する場合には、信頼できる情報をツイートすることが求められます。

不確かな情報をツイートしたり、リツイートすることはやめましょう。

また、なでしこジャパンの選手が酒の座で話したことがツイッターで流したり、有名人のプライベートな場面を目撃した飲食店の従業員がツイートしたりして大問題になったこともあります。

したがって、節度をもって活用することが大事です。

ホームページやブログは書き換えができますが、ツイートは書き換えることはできません。

一旦ネットに出てしまえば、早めにツイートを削除すれば何とかなる場合があるかも知れませんが、googleやyahooなどの検索エンジンにキャッシュとして残ることにでもなれば、いつまでもネット上に残ることになってしまいますので、気をつけることが必要です。

こうした問題を避けるためには、私人などの固有名詞を書く場合にはよくよく注意ましょう。

政治家や経済界の人物については、あまり遠慮することは要りません。

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というのは、大いに結構です。

また、個人的にはツイートの趣旨には賛同できても、表現が乱暴だったり、品がなさすぎるのは気持ちいいものではありません。

140字の制限のなかですので、「である調」になりがちですが、できるだけ丁寧な表現を使うにこしたことはありません。

私が感じている点を参考の一つにしていただき、大いに活用していただければ幸いです。