パワーハラスメント(パワハラ)の類型として、「私的なことに過度に立ち入ること(個の侵害)」がある。

ところで、その逆の場合はどうなるだろうか。

つまり、「自分の私的なことに関して、過度に立ち入らせる」とでも言おうか、平たく言えば、自分の家庭の事情などを、勤務中に延々と話し続けること。

聞かされる方は、聞きたくもない話を聞かされて気分も滅入るし、業務にも支障が出るが、相手が上司であるから、露骨に嫌な顔もできず、「聞きたくないのでやめてほしい」とはなかなか言い出せない。

ましてや、採用されたばかりの時には、上司が話しを聞くことを拒否することは、かなりの勇気が必要だ。

上司の名前を仮にAとする。


今すぐに主人と離婚したくて、本気で離婚する準備をしている。

姑は、とても有名な方で、◯◯(職場名)の利用者にも知っている人がたくさんいる。Aという名前でその姑のことがわかり、利用者の方から「あなたAさんの嫁だってね。偉いわー、よく務まっているわね」と何人もの人から言われている。

離婚しないで家庭を守っていることを何人もの人から褒められる。

昔、きつい性格の姑に耐えられず実家に戻ったけど、実家の両親にとりあえず謝って嫁ぎ先に戻るよう説得されたから、姑には絶対謝りたくなかったけど、しょうがなくて謝って嫁ぎ先に戻った。

でも、そのことを今でも恨んでいるし、私と姑の闘いは一生続く。

二世帯住宅なので、姑が食べ物を持ってきたりすることがあるが、子どもにはすぐにゴミ箱に捨てるように言い聞かせている。

姑のせいで、私は鬱と診断され、治療を受けたことがある。


こんな話を延々と聞かされる身はたまらない。閉口して逃げ出したくなる。

このような事例もパワハラに含まれるのが相当と考える次第。