オスプレイ墜落抗議集会

4200人のがんばろう

12月13日に名護市阿部の海岸に米海兵隊のMV22オスプレイが墜落・大破した。

2012年10月のオスプレイ強行配備以来、県民が抱えていた不安が現実のものとなった。

オスプレイの墜落事故を受けて「欠陥機オスプレイの撤去を求める緊急抗議集会」が12月22日、名護市の21世紀の森屋内運動場で開催され、天候が悪い中4200人が結集して、〝オスプレイは直ちに撤去〟〝辺野古新基地建設阻止〟への決意を固めた。

翁長雄志知事は「オスプレイ墜落で、不安が現実になり大きな衝撃を受けている。日米地位協定の下で海上保安庁は捜査すらできない。法治国家とは言えず、日本の独立は神話と言わざるを得ない。オスプレイが東村高江に近い着陸帯で運用されるのは極めて問題だ。辺野古新基地は造らせないという公約実現に向けて不退転の決意で取り組む」と決意を述べた。

地元名護市の稲嶺進市長は「墜落したのは名護市の庭先。日常の生活を支える宝の海だ。沖縄防衛局は当事者能力ゼロだ。ウチナーンチュの声は聞かず、耳も顔も米軍に向いている。県民は負けない方法を知っている。諦めないことだ。最高裁も不当判決を出したが、諦めずにがんばろう」と訴えた。

政府は同日、北部訓練場の返還式を実施した。「沖縄の負担軽減」と喧伝しているが、まやかしに過ぎず沖縄の負担と危険は強まっている。

年明けから辺野古の基地建設が強行される。沖縄の未来をかけたたたかいに総決起しよう。