自然と静かな生活環境を守ろうと、米軍ヘリパッドの建設に反対する住民二人を被告として、政府が通行妨害禁止の排除を求めた裁判の、第4回口頭弁論が、今日の午前11時から、那覇地裁で開かれました。

今日の法廷では、プロジェクターを使って、被告・住民側が陳述を行いました。

・住民を訴えたこの裁判は、スラップ訴訟で違法な裁判であること。
・オスプレイ配備をひた隠しにしてきた政府が、ようやく配備計画を認めたこと。
・オスプレイによる被害状況 etc

オスプレイによる被害の模様を録画した映像は、大変ショッキングな内容でした。

映像は、普天間基地と一帯で運用される北部訓練場での、米海兵隊のサバイバル訓練の模様を映し出します。

ヘリの宙吊り訓練、濁流の中での訓練、一本のロープを伝って対岸に移動する訓練等が、スクリーンに展開されます。

最後はアメリカで行われた航空ショーの映像です。

オスプレイの巻き起こすものすごい爆風(としか言いようがない)によって、木々がへし折られ、航空ショーの観客が吹き飛ばされ、救急車が駆けつけます。

なんでも、20数人が救急車で病院に運ばれたとのこと。

未亡人製造機とも言われて墜落事故を繰り返しているオスプレイの恐怖は、墜落だけではなかったのです。

おりしも、今日の新聞には米軍がオスプレイの2012年普天間基地に配備するとの報道がなされています。

普天間であれ、辺野古であれ、高江周辺の訓練場と一体で運用されるのは明らかです。

オスプレイの沖縄配備の前提は、沖縄に米海兵隊の基地があるからです。

普天間基地の閉鎖・撤去と県内移設反対とともに、「海兵隊の撤退」を掲げて、11月28日の知事選挙に出馬する、宜野湾市長の伊波洋一さんが、10月2日(土)午後2時から、ラグナ・ガーデンホテルで、出馬表明の記者会見を行います。

「新しい沖縄へ」の船出の日としましょう。

第5回口頭弁論は、12月1日(水)午前11時から

第6回口頭弁論は、1月26日(水)午前11時から

から、開かれます。