2017年12月13日に、普天間第二小学校の校庭に、米軍のCH53E大型輸送ヘリコプターから窓が落下し、児童一人が怪我を負う事故が起きた。
普天間第二小学校の児童は、軍用機の騒音に恐怖を感じていたところに、実際に窓が落ちてきたのでは、恐怖の上に恐怖を覚えていることだろう。
2016年11月17日付の琉球新報紙に、琉球大学の渡嘉敷健准教授が行ったアンケート調査の結果が掲載されている。
渡嘉敷准教授は、普天間第二小学校の6年生を対象にアンケート調査を行った。
「授業中の飛行機やヘリコプターの音が気になったことがあるか」との設問に、
よくある 32%
ある 31%
あまりない 21%
ない 5%
無回答 11%
6割の児童が騒音は気になると答えている。
「オスプレイの音を聞いて、怖いと思ったり嫌な気持ちになったりしたことがあるか」の問いに対しては、
よくある 13%
ある 26%
あまりない 28%
ない 21%
無回答 12%
39%の児童が怖いと答えている
自由記載欄には、
オスプレイは大きな音で長く続くから嫌だ
授業中やかましいと思う
などの記述があったという。
日常的にうるさい、怖いと思っているところに、現実に校庭にヘリの窓が落ち、近くの保育園の屋上にも米軍ヘリの部品が落ちてくるのだから、更に恐怖を味わっていることは想像に難くない。
こんな教育環境が他にあるとは思えない。
日米両政府は、本気で普天間基地の運用停止に向けて真剣に協議すべき時だ。