労働者は退職すれば、それでスパッと会社と縁が切れるものでもない場合が多い。

社長の顔など見たくもないのに、振り込みだった給料が振り込まれず、手渡しで渡すので会社にこ来いと言われて困っている。

いつまで経っても離職票が届かないので、求職者給付の手続きもできない。

こんな相談が時々舞い込んでくる。

退職代行業に依頼して退職する人がいるようだが、退職後の問題についても、対応してくれるのだろうか?

対応するとしても、それはまた別料金になるのだろうか?

退職金制度のある会社で、退職金が払われないという問題が起きると大事になる。

こんな疑問が湧いてくるのは、最近退職代行業に関わる相談があったからだ。

退職代行業に3万円払って退職したまでは良いが、最後にもらうべき給料がもらえない。

代行業に電話しても、「うちは退職させるまでで、その後のことまで契約に入っていない」との態度らしい。

退職代行業に、退職を依頼する場合には、その辺りも確かめて方が良いだろう。

もっとも、労働組合に相談すれば3万円は必要としない。せいぜい、組合費の1~2か月分くらいだろう。

“会社を辞めたくても辞められずに困っている”とお悩みの方は、全労連のフリーダイヤル 0120-378-060 に相談することをお薦めします。全国どこからダイヤルしても、お近くの全労連加盟組合につながります。