弾薬庫

保良の弾薬庫建設現場

11月29日から12月1日までの日程で、統一連・安保破棄中央実行委員会の呼びかけで、宮古島と石垣市で自衛隊基地反対のたたかいをすすめる仲間の支援連帯行動が取り組まれ、安保破棄16人、統一連6人の総勢22人が参加しました。

安倍政権は、「安全保障環境が厳しさを増している」として、「島しょ防衛力の強化」のために、奄美大島、宮古島市、石垣市、与那国町で自衛隊基地建設を強行しています。

支援連帯行動は、自衛隊基地の建設に反対して頑張っている宮古島市と石垣島市の仲間と交流し、連帯する取り組みを広げるために企画されたものです。

宮古島市では野原の陸上自衛隊野原駐屯地、保良の弾薬庫建設現場(写真上)を視察し、「ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会」のメンバーとの交流会、石垣市では「石垣島への自衛隊配備を止める住民の会」メンバーから現状説明を受け、自衛隊基地建設現場(写真下)を視察しました。

野原駐屯地は、隊員宿舎に隣り合って給油所と弾薬庫があり危険性が高い配置となっています。

保良の鉱山跡に造られる弾薬庫はこれから本格的な工事が行われるところです。

住民代表は「宮古の水は地下水に頼っている。基地で汚染されるようなことになれば、島には住めなくなく」と不安そうに話しています。

石垣市

石垣市での自衛隊基地用地

石垣市の自衛隊基地は於茂登岳の山麓を造成して建設されようとしています。

於茂登岳は石垣市の水源となっており、基地が造られると水流がかわり、市民の飲料水や農業用水の枯渇・汚染が心配されています。

宮古島市と石垣市の住民は、共通して「武力で平和はつくれない、尖閣問題は平和外交で解決を」と訴え、「国は納得できる説明を」、「市長は市民の声を聴くように」求めていますが、国はまともな説明を行わず、市長は市民の声に耳を傾けようとしません。

一体、この国の民主主義はどうなっているのか!

怒りに震えながら発した住民の声が耳を離れません。