東京都新宿区に本社を置くS・TEC(株)、C-TEC(株)の労働者が、6月12日、うまんちゅユニオンの支部として「うりずん支部」を結成しました。

うるま市で開催されたうりずん支部結成大会に参加した労働者は、「シフトが入らない日が休日だとして、休業手当を払わないのは納得できないし、生活も苦しい」、「一身上の理由で退職するとの『退職届』を目の前に出されて、サインするよう迫られた」などとして、「会社は、会社の利益だけを考えるのではなく、労働者の生活も考えてほしい」と訴えました。

大会では、「休業に対して賃金全額を支払っていただくこと。最低でも賃金の6割以上を支払い、その財源として国の雇用調整助成金を活用すること」などの要求を決定し、6月13日には沖縄営業所でうりずん支部の結成通知と団体交渉申入れを行います。

支部の結成には異例ですが、全労連議長の小田川義和議長もメッセージを寄せ、労働者の団結で雇用と生活を守ろうと呼びかけました。また、うまんちゅユニオン弁護団(うま弁・メンバー弁護士10人)、島袋隆志沖縄大学教授からも激励のメッセージが寄せられ、参加した仲間に勇気を与えるものとなりました。

S・TEC(株)、CーTEC(株)は、沖縄県内で13のホテルの業務を請負っているようで、全国的に事業を展開しています。全国で同様な扱いをされている労働者は多数存在すると思われます。

S・TEC(株)、CーTEC(株)で働く仲間で、労働組合に相談したい方は、全労連のフリーダイヤル 0120ー378-060 までお気軽にご連絡ください。沖縄県内からの発信は沖縄県労連につながります。沖縄県外からの発信に対しては、お近くの全労連加盟組合につながります。