すごい勢いで、非正規の労働者が増えていますね。
すでに、女性の半分以上はパートなどの非正規です。

ところで、年休の取得率も全体として低下の一途をたどっています。

パートや契約社員などで働いているみなさん。
会社から「パートや契約社員に年次有給休暇はない」
などと言われたことはありませんか?
割り切れない気持ちをもちながらも、会社がないと言えばないのかな?
などと思っていませんか?

パートタイムで働く労働者も、有期雇用で働く労働者も、労働者に違いありませんので、「パートだから」と、あきらめること、権利がないと思い込むことはありません。

 年次有給休暇は、すべての労働者に保障されています。

週の所定労働日数が5日以上のパート労働者は、正職員と同様に扱われ、入社後半年後に最低10日の年休が発生します。
その後は、1年を区切りとして11日→12日→14日→16日→18日→20日となっていきます。

同様に、週4日の労働者は7日→8日→9日→10日→12日→13日→15日
週3日の労働者は5日→6日→6日→8日→9日→10日→11日
週2日の労働者は3日→4日→4日→5日→6日→7日→7日
週1日の労働者は1日→2日→2日→2日→3日→3日→3日
となります。

労働者が年休を請求すると、使用者はイヤとは言えません。
がんばって請求してみましょう。

一人で言うのは勇気がいることですが、みんなで言えば大丈夫です。
そして、みんなで言うために、労働組合が必要です。