11月の県医労連は、社保協の行政キャラバンはじめ、内では議会陳情キャラバン、定期大会、年末一時金闘争など話題は事欠かない。
しかし、次のことを紹介したい気分だ。
本号記載の「九州セミナー」に参加した九州各県医労連役員で、延泊できた何人かを連れて14日、早朝の高江座り込みに行った。
そこではやはり機動隊等に強制排除されたが、そのとき、熊本県医労連の田中直光委員長が抗議のマイクを握って話始めた。
「半年前の熊本地震のとき、自衛隊や機動隊の献身的な救助活動に私たちは助けられ、心から感謝しています。しかし、ここでの皆さんの体たらくは何ですか!……」と言ったとき、彼は込み上げてくるものを抑えることができなかった。
この抗議スピーチは、現場でがんばる老若男女の仲間を励ましたばかりか、全国から派遣されたモノ言わぬ若き機動隊員の琴線に触れたこともまた、確かであった。(T)
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