1999年当時、イタリアの隣国で内戦が起こっていた。

TVでは戦地のニュースが連日流れていた。

その年の夏休み、友人と旅行の途中、泣き笑い顔で戦地へ向かう少年を駅で見送る家族と共に過ごした。

イタリアの車中マナーのひとつに「旅先の出会いは家族」、いわゆる「いちゃりばちょーでー」がある。

辺野古の新基地建設の現場で遠い記憶がよみがえった。

あの時の少年は戦地から無事に戻り、家族や恋人と幸せに過ごしているだろうか。

そうあってほしいと思った。

基地のある沖縄には、戦争の爪痕が今も残る。

私にできることは、戦争のための基地建設反対!と声を上げること。

困難にもめげずに声を上げ続けるチョーデーたちと、遠い記憶からよみがえったかの少年の平和と健康を願いマース袋に託すことにした。(美)