沖縄県憲法共同センターは、4月9日に第6回総会と、笑工房代表の小林康二さんをお招きして、お笑い憲法講座「これが自民党の本音だ!」を開催しました。

小林さんの親戚で、自民党の地域支部長を務める安倍寛三氏の不満は「伊波洋一、赤嶺政賢は大嫌い、特に赤嶺政賢。安倍政権(さしずめ、今なら岸田政権)なのに、赤嶺せいけんと言ってる。厚かましいにもほどがある」など、沖縄バージョンでのお話もあり、楽しみながら憲法改悪に向けた自民党の本音を勉強することができました。

講演で、小林さんが紹介した“新・雨にも負けず”に反響があり、「正確に知りたい」との要望が参加者から寄せられました。

その旨笑工房さんにお願いしたところ、「いかようにもお使いください」と快く承諾していただきましたので、ご紹介します。

新・雨にも負けず

雨にも負けず、風にもまけず、一か月200や300時間を超える残業にも、

決して死なない丈夫な体を持ち、

欲はなく、決して怒らず、一日玄米四合と、味噌と少しの野菜で、

年収200万円以下でも、残業代ゼロの「高プロ」を志願し

東に過労死を恐れる人がいれば、行って「あれは運の悪い人だから、

怖がらずにもっと働け」と励まし、

西に「消費税反対」の署名をする人がいれば、「お上に逆らうと許さんぞ」と恫喝し、

南に辺野古の基地反対運動をする人がいれば、行って

「無駄なことをせず、さっさと帰って寝とけ、ボケ」とさとし、

北に「それでは、訴訟を起こす人がなくなって、我々は失業する」と

嘆く辯護士がいても、いつも静かに笑っていて、

あらゆる政治問題に無関心で、唯一の楽しみは政府が勧めるカジノ通い、

家族から「デクの棒」と蔑まれても、財界やブラック企業からは褒められ、

政府が命じれば、迷わずに銃を取り、お国のために命を捧げる、

私は、そんな人間を、造りたい。