一川保夫防衛大臣が、昨日来沖しました。
普天間基地の辺野古移設に対して知事の理解を求めるために、本日午前に仲井真県知事との面談が行われました。
県民の総意として普天間基地の即時閉鎖・変換、辺野古への新基地建設反対は明確であり、その県民の意志を一川防衛大臣に示そうと、約200名の抗議団が午前9時半から県庁前に集結した。
いつもなら、閣僚が沖縄入りする時には、白バイに先導され警備の車輌を従えて、物々しく県庁内に入っていくのに、会談の予定時間を過ぎても、今日に限ってそのような光景はありません。
情報によると、一川防衛大臣は警備を断り、レンタカーで県庁に乗り付けたとの事でした。
辺野古への基地建設に理解を求るためにやってきた防衛大臣が、抗議する県民に肩すかしを食らわし、一般車両にまぎれて県庁入りする姿は、何とも情けない限りです。
堂々と県庁にさえ入れない一川防衛大臣の姿は、民主党政権が強引に進めようとしている辺野古への普天間基地移設に道理がないことを如実に示しています。
「沖縄の理解を求める」ということは、県知事や名護市長が首を縦に振れば良いというものではなく、沖縄県民と名護市民に理解を求めることに他なりません。
そうであれば、辺野古移設に反対している県民の前に堂々と姿をみせ、なぜ、辺野古でなければならないのか、なぜ、沖縄が基地の負担を負い続け泣けばならないのか、その事を語らなければなりません。
一川保夫防衛大臣に続き、18日から20日かけて玄葉光一郎外相が沖縄入りします。
外務大臣就任時に「踏まれても蹴られてもやり抜いていきたい」と語った玄葉外相。
一川防衛大臣のように、県民の声を踏みつけにし、蹴っ飛ばすような行為を行うことだけは許されません。
沖縄の抗議の声をきちんと届けるために、抗議行動に参加しましょう。