3月31日、地位保全と賃金支払いを求めて、解雇事件でのあらたな仮処分を、那覇地裁沖縄支部に申し立てました。
この解雇の理由もまったく道理のない、むちゃくちゃなものです。
まず、ある日突然「大体わかっていると思うけど、身の振り方を考えておいた方がいいんじゃないか?」
という言い方で、暗に自主退職を求めてきました。
自ら退職する気のない労働者(工場長を務めている)が退職の意思を表示しないと見るや、次は「従業員はお前の言うことしか聞かない。俺はそれが面白くないから解雇する。来週から来なくてよい。」、と解雇を通告。
「お前も俺の顔を見て仕事するのは嫌だろう」などと、働き続けたいという労働者の願いを一蹴。
それでも納得できない労働者が、それから3日間会社に出向いて、「働かせてくれ」と頼んでも、一切聞く耳を持たず。
その間、解雇の理由を問いただしてもまともな理由は告げられず。
組合に加入して団体交渉でその理由を具体的に問いただすと、初回の団交では「これから調べる」というとんでもない言い草。
次回団交では、「あれもある、これもある」とこれまでのミス(ミスとは言えないこともありますが)を持ち出してきた。会社側のお決まりのコース。
ところが、離職票に記載された解雇の理由というのは「業績不振による人員整理」
活字で出してきたのはこの離職票のみ。
それも、解雇日から1か月も経過した日付で、2回も団交を持った後。
これで「ハイ、そうですか」という訳にはいかない。
このような経過で、仮処分の申立てに及んだ次第。
この仲間が加入した労働組合とは、うまんちゅユニオン沖縄。
ユニオンは「がんばるあなた」を応援する労働組合です。