12月4日の過労死等防止対策シンポ講演で、明治・大正・昭和初期にも過労死発生と川人博弁護士は指摘。その典型が「女工哀史」である。

明治維新以降、富国強兵・殖産興業のスローガンの下、製糸業発達。2015年「産業遺産」に華々しく登録された富岡製糸工場は教科書に出てくるが「過労死実態」に触れているのか?

アベ首相率いる、チーム・アホノミクスの特徴は“21世紀版大日本帝国構築”「アホノミクス」で富国、改憲で強兵体制、オール日本で産業振興。改悪労働法、入管法等個別政策すべてがその一環と浜矩子氏は指摘する。

明治150年喧伝の陰で労働現場の格差拡大、過酷さは深刻。戦争国家体制と労働現場の過酷さが密接に絡むことを歴史は教えてくれる。労組もしっかり見据える必要がある。(稲)