那覇市議会は、3月18日の本会議で、年金者組合那覇支部が陳情していた「加齢性難聴者の補聴器購入に係る那覇市独自の財政的補助事業の実施を求める陳情」と「高齢者を対象とした那覇市内の交通機関(モノレール、バス、タクシー)などを無料または低料金で利用できる敬老パス(シルバーパス)の実施を求める陳情」の二つを、市議会で初めて全会一致で採択しました。

採択を受けて、年金者組合那覇支部では「年金者組合が組合員の切実な要求をとり上げ、運動を進めていくことの大切さが立証された。議会での採択をうけ、今後は市当局が条例や財政の裏付けなど、具体的な措置をどう講じていくのかが問われる。これからも年金者組合の要求実現の活動をより活発にして組合員を増やし、大きな年金者をつくっていく」との決意を固めています。

陳情が審議された3月9日の教育福祉常任委員会には、仲松泰子支部長と三浦春彦書記長が参考人として出席し、高齢者の切実な実態と事業の必要性を訴える意見陳述を行いました。