6月24日、県内の8団体で「反貧困・反失業沖縄県ネットワーク」(反貧困沖縄ネット)を結成しました。沖縄民医連の会議室で開催された結成総会には、各団体から代表25人が参加し、会則や当面の取組を決定し、役員を選出しました。

代表委員に選出された仲山忠克弁護士(自由法曹団事務局長)は、「構造改革の結果として、格差と貧困が社会的に広がっている。これは人為的に引き起こされた社会の矛盾である。こうした矛盾に正面から立ち向かい、解決していくための運動は、世直しの運動であり、私たちの歴史的使命である。幅広い層を網羅して結成された会の運動を大きく発展させよう」と呼びかけました。

反貧困沖縄ネットは、貧困化がすすむ県民生活に目を向け、その改善と解決をめざして、沖縄県労連と沖縄民医連が呼び掛け、数回の準備会を経て結成総会を迎えたものです。

参加者からは、

ホームレスに生活保護を受けさせ、保護費からピンはねする貧困ビジネスがテレビで報道されていた。こういう悪質な連中をのさばらせない運動を。

臨時教員は賃金だけでは生活できない。やむなく校区外のファーストフード点でアルバイトしたら、生徒とばったり出会ってしまった。教師が教師として誇りをもって生徒と立ち向かえない現状は変えなければならない。

8か所で相談会を行った。多いのは暮らしの問題。解決していくには行政の運用問題に突き当たる。相談の解決だけではなく制度的な側面にも目を向けていく必要がある。

などの意見が出されました。

結成総会では、8月1日(土)を初回として、毎月第一土曜日の午後2時から5時までの間に、何でも相談会を実施すること

8月に会の結成を記念する講演会を企画することなどが決定されました。

反貧困沖縄ネットは会の目的に賛同する団体と個人で構成することになっています。

事務局は、沖縄県労連内に置きますので、参加ご希望の団体又は個人の方は県労連までご連絡ください。