7月11日投票の参議院議員選挙に際して、沖縄県労連は革新共同候補のイジュ唯行さんを推薦し、その勝利のために力を尽くしましたが、勝利を勝ち取ることができませんでした。

当選できなかったとは言え、「普天間基地は無条件撤去」を掲げたイジュ候補の訴えは、普天間基地問題の真の解決策を示すものであったと考えます。

沖縄県労連は、これまで、返還が合意されながら35年間もたな晒しにされている那覇軍港の例に示されるように、移設論では決して解決しないこと。

仮に、県外に移設できたにしろ、日本にいつまでも米国の基地を置き続けることにつながり、宜野湾市民・県民の痛みを他の県民に押しつけることになること。

そして、基地の移設には私たち国民の莫大な税金をつぎ込むことになること。

等々から、無条件撤去が解決の早道と訴えてきました。

当選には至らなかったとは言え、普天間基地問題は「移設」論では決して解決しないという県労連の立場を体現したイジュ候補の立候補は、県民の選択の幅を広げるものでもありました。